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うみ、なみをあげず [ヨットデザイン]

こんにちはものすごく平和な毎日を過ごしておりますふなだいくです。

先日のエントリーでもチラッと出てきたんですが、履修科目の一つMARN217 Naval architecture の課題『Stability and buoyancy regulations for recreational sailing craft』の為に資料集めをしていました。

Regulation(規則)と言えば、ISO(Intenational Organization for Standarditation)ですね。

で、このISOの発行しているドキュメントの中から資料になりそうな物を探していると、、、、有りました。

ISO 12217-2 Small Craft - Stability and buoyancy assessment and categorization -- Part 2: Sailing boats of hull length greater than or equal to 6 m

で、図書館にコピーが有るのではと思い、ポータル(学生、職員用のイトラネット窓口)より、我が大学が誇る所蔵図書検索システム『ボイジャー』で調べて、ある事を確認して図書館に向かったにも関わらず、、、


無いんです。有るべき場所以外の棚も探したんですがどうしても見つからず困っていました。

まあ99%、どっかの『紳士でない』イギリス人がその辺にほったらかしてるか、ギッて帰ったんでしょうけど。。。(こういう関係書類はリファレンスのみで持ち出し禁止)

しかし、あきらめの悪いふなだいくは、RINA(Royal Institute of Naval Architect)のサイトのアクセスし、このISOドキュメントに関する論文を発見しました。

で、ちらっと読んでみて心に留まった事を、覚え書きのようにここでお話させて下さい。

ISO12217-2の取り決めの中でも、モノハル(ハルが一つの物)とマルチハル(カタマランやトライマラン)で基準も変わったくるようなのですが、今日はモノハルに限って話を進めたいと思います。

このドキュメントのタイトルにあったように、この基準に沿って作られたヨットは4つのカテゴリー(Category A~D)に分類されます。

で、どのように部類するのかというと

  1. Angle of varnishing stability(復元力消失角)
  2. Down-flooding angle(海水流入角)
  3. STIX- Stability index
1の復元力消失角というのは、平たく言うと『これ以上傾いたら、船がひっくり返るよ』ということです。

2なんですが、おおかたどのヨット(全長6m以上)にもコンパニオンウェイといって、船内への入り口が有りますよね。この海水流入角というのは『ある角度になった時にコンパニオンウェイから水が入ってくる』その角度の事です。

で、最後のSTIX。これは簡単にいうと、そのヨットの安定性、安全性の高さの指標のようです。

まあ、このISO12217-2を作成する際にいろいろな国が集まって、まあいろいろな事を主張する訳ですわ。

ちなみに日本も参加していて、結構頑張ったらしいです。

で、困ったお偉いさんは出来るだけ色んな国の主張を取り入れる為に、8つからなる指標の総合点でカテゴーリ分けをするこのSTIXを発明したようです。

今回のレポートではこのSTIXがメインの題材になりそうです。

レポートを分かりやすくする為に、去年課題でデザインしたヨットをモデルにこのSTIXを出してみようかと思っているのですが、その為には艇の装備品、重量計算などやらなければいけない事が山積み。。。


自分で選んだ道。さあ、がんばろう。

以上、今日のチラシの裏っと。。。

ふなだいくでした。
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