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Falmouth(ファルマス)のセーリング事情 [ヨットの話題]

ここイギリスのCornwall(コーンウォール)州のFalmouth(ファルマス)では、セーリングシーズン中は平日を含めて週4~5日のペースでレースが行われています。

たとえば、火曜日、土曜日はFlushing Sailing Club(フラッシング・セーリングクラブ)主催でFalmouth Working boatを含む各クラス、水曜日、日曜日はRestronguet(リストロンゲット)sailing club主催、金曜日はRoyal Cornwall(ロイヤル・コーンウォール)Yacht Club主催でポイントレースがおこなわれ、それ以外にも単発的に各クラブがレースイベントを開催しています。

私もJ24のチームにレギュラーメンバーで参加させてもらっており、毎週金曜日と月に1、2回週末の単発レースで楽しんでいます。
チームでの自分の役割はと言いますと、マスト周辺でハリヤード操作やフォアデッキの補助、そしてタクティクスを担当しています。

ディンギーでのレース経験はそこそこあるのですが、キールボートではほとんどド素人(特にヘルム以外のポジション)でしたが、回を重ねるごとに余裕も出て来てどんどん楽しくなってきております。

特にここファルマス(下の海図)では、潮の満ち引きの影響で潮流の向きがとても複雑で湾内の深い部分では、潮流が最大1ノットにもなります。

chart falmouth.jpg

ディンギーレースをしているときは、特に潮流などはよく考えなかったのですが、この海域では如何にこの潮流を味方に付けるかで随分結果が変わってくるようです。
また、風向きによってうねりがある場合は陸の地形を踏まえそれも考慮に入れなければなりません。

左サイドバーのtwitterでもつぶやきましたが、この湾の潮流の特徴をつかむ為に、今日Chandlery(チャンドュリー←発音が難しい。チャンドラーとも言う。船具屋さんの事)にこの海域の海図を買いにいったのですが、そこでRYA(Royal Yacht Assosiation 英国王立ヨット協会)発行のその名もズバリ『Tactics』という書籍を発見しました。
中身に目を通すとどうやら潮流への対処に付いても記述があるようでしたので、早速Amazonで購入しました。

また、面白い内容があればぜひ紹介したいと思います。

28_5_2010.jpg
スタート前の様子。写真中の人物はBarnaby Peters氏オーナー兼ヘルムスマン。

from_street.jpg
Chandleryに続く道

to_street.jpg
Chandlery側から奥に人が見えるように、メインストリートから海側に向かって小道をとおり、堤防のそばに店舗があります。
知っていないと辿り着けません。

chandlery.jpg
右側に船首のペイントが施されている建物が店舗です。
船内の様子は失念しました。すみません。
また機会があれば。


航祐


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Woo

はじめまして。ブログ読ませてもらいました。今年の9月St MawesのEveというボートでRYAのCompetent Crewのコースをうけました。今ガフセールの17.5ftに乗っているのですがどうしてももっと大きいボートが乗りたいと、今年の夏はなんどもFalmouthにいって
Shrimper19を借りたり、Crabberの26にも乗りました。そして今、最終的にHeard 28というFalmouth Working Boatに決めて契約のサインをするちょっと手前です。このボートのことはご存知ですか?
もし何かこのボートについてご存知でしたら教えてもらえますか?
by Woo (2010-10-23 19:13) 

hunadaiku

Woo様

コメントを見逃していました。申し訳ありません。
Working Boatは購入出来ましたでしょうか?
またよろしければご連絡を頂けますようお願い申し上げます。

航祐
by hunadaiku (2011-05-02 17:07) 

露口

突然で申し訳ないのですが当方スピンドリフト43パイロットハウス(またはフォルモサ43ともいうらしい)デザイナーはロンエイミーです。日本のJCIの小型船舶基準によると航海区域の沿海区域が取得できないようです・・というのはコンパニオンウェイの出入り口が右舷側に寄った状態であるためにということらしいです。何か方法論はないものでしょうか?海水流入点は船体中心線から1m5cmくらいです。何かあれば教えてください。船体諸元は検索すれば入手できます。船舶検査証の深さは2.57ですけど・・すみません唐突にこんなこと聞いて・・現在は限定沿海です
by 露口 (2015-05-27 12:41) 

hunadaiku

露口様

コメントを頂きありがとうございます。

小型船舶特殊基準集という資料によりますと
『甲板口は、できるだけ船体中心線近くに設け、かつ、船体が[Ⅱ]13.(2)の規定に定める角度まで横傾斜した場合にも、その開口端が水面下に没しないこと。』という基準があり、沿海の場合『[Ⅱ]13.(2)の規定に定める角度』は、90度となっております。

コンパニオンウェイの入り口が片舷によっている場合でも、つまり愛艇の場合右舷側に90度傾斜した場合に、開口部が水線より上であれば基準を満たしていると推定できます。

実際に傾斜させて水線の位置を確かめることは困難ですので、JCIの方で『小型帆船90度傾斜時水線の簡易推定式』というのがありますので、それに右舷側に傾斜した場合を想定して計測し、推定式による基準値をクリアすれば、冒頭の基準を満たすとみなすことができると存じます。

一度JCIさんに上記を伝えご相談ください。
もしくは、私までメールもしくはお電話にてお問い合わせください。
http://www.op-yachts.com
連絡先は上記を参考になさってください。
by hunadaiku (2015-05-27 22:47) 

露口

日本OPヨットにもメールで入れておきましたが・・
さっそくにご回答いただきありがとうございました。溺れる者は藁もつかむということで・・相談してみた次第ですが本当に感謝しています。JCIの帆船特殊基準のうち第5の式を満たそうと考えたのですが・・難しいことがわかったので途方に暮れていました。さっそく調べてみます。なんせ1983年ごろの船ですから設計データもなく簡単な諸元がわかるのみですから・・・
ひぇぇー45ページもあるわ・・・



by 露口 (2015-05-28 09:11) 

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